当時、パニック障害を患ってる事、病で悩んでいる事、通院している事、薬を服用している事、休職している事…その他、病に関する事は、離れた実家に住んでいる親、兄弟には一切話すことができなかった。
今もこのブログを見ない限りは知られることはないだろう。

友人知人に対しても、常に平静を装っていた。周りからみると、パニック障害という病を患ってることなど分からなかっただろう。辛い症状に見舞われても我慢して耐えていた。

薬を服用する際は、とにかく隠した。気付かれないように朝昼晩と飲んでいた。
隠し持ち、気付かれないように飲む。この生活を13年続けてきた。
飲むところを人前で見せたことがなかった。

こうして、平静を装う心境は、一概には言えないが、いじめにあってながら、親、友達に打ち明けられない心境と似ているように思える。

休職時、上司に病について、しかたなく説明する時には
「芸能人の大場久美子や安西ひろこ、アンルイスとかがなってる病なんです…」
から話しを始める。こんな人達もこの病になっているんだよ。と、一般化していた。
振返ると、心が弱いという見方をされるのが嫌だったからだと思う。この頃は、まだ心の病に対する認知も低く、私自身、病に対してどこかに偏見を抱いていたからだと思う。

今、思う。弱い自分を認めてあげられたら、もっと早く回復していたかもしれないと。
心の病であることを知られたくない。精神薬を飲んでいることを知られたくない。
知られると恥ずかしい。知られると弱さを見せることになる。
今では、恥ずかしいことでもないと、だからこそ、こうしてブログも綴っている。そして、人って誰もが弱いもので、弱さを認められてこそ、強いのだと思えている。

続き▶パニック障害で通った医者

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